長く住む家には外壁塗装が必須！頻度と費用の目安はどれくらい？

 

 

家の外壁や屋根はそれぞれ専用の塗料で塗装されていますが、その塗装はいつまでも続くものではありません。

雨風や紫外線を受け続ける内に劣化してしまうので塗り替える必要があり、

長く済み続けるなら必ず外壁塗装をする必要があります。

 



○外壁塗装の頻度の目安

前回の外壁塗装からどれだけの期間が経ったら外壁塗装の塗り替えの時期かですが、

これはおよそ10年程度が目安になります。

外壁塗装がどれだけの期間長持ちするかは塗料の種類によっても変わりますが、

現在一般的にお家の外壁塗装に使われる塗料はウレタン塗料かシリコン塗料が多いです。

そしてウレタン塗料は8年程度から10年程度、シリコン塗料は10年程度から長ければ15年くらいもちます。

なのでお家の外壁塗装は、10年を目安に考えて時期を見計らうと良いでしょう。

ただし10年経っていなくとも、環境によっては塗料の劣化が早くなるので、

塗装に異常が起きていたら塗替えを考えるべきでしょう。

例えば壁を触って白い粉が付着する(チョーキング)ようであれば数年以内に塗り替えを考えたほうが良いですし、

外壁にヒビなどが見えてきているなら、早急な対処が必要になります。

 



○外壁塗装の金額の目安

外壁塗装を塗装業者に依頼した場合どれくらいの金額が掛かるかですが、これは家の大きさはもちろん、

業者や使用する塗料によっても大きく変わってきます。

日本の戸建住宅はおよそ30から40坪、建売の場合は30坪のお家が多いですが、

30坪の場合費用の目安はおよそ60万程度から100万円程度となります。

外壁だけでなく屋根も塗装する場合は、10万程度から30万程度ほど費用が上乗せされると見ておきましょう。

結構幅が大きいですが、これは各業者ごとに何の費用がいくら掛かるかというのが違うというだけでなく、

どんな塗料を使っているかにも左右されるからです。

例えば現在主流なシリコン塗料は、およそ1平方メートルあたり約2300円から3000円程度かかり、

30坪のお家で塗装が必要な外壁の面積はおよそ120から130平方メートルです。

なので同じ家、同じ原材料の塗料でも、安い高いで約10万円は変わってきます。

当然シリコンより安い塗料を選べば更に大きく費用は下がり、高い塗料を選べば100万を超えることも多いでしょう。

ただし安い塗料は寿命が短く、高い塗料は長持ちする傾向もあるので、

料金だけでなくどれだけ保つかも考える必要があります。

 



○外壁塗装はDIYで済ませても大丈夫？

外壁塗装は思ったよりお金がかかるみたいだから、DIYで自分でやれないかと思う方もいるでしょう。

しかしそれはおすすめしません。

外壁塗装は低い所も高い所も一度に塗装する必要がありますし、

高所の塗装は足場を組んで作業を行わないと非常に危険です。

それで無理をして事故が起きて怪我をしてしまっては怪我の治療費もかかりますし、結局業者に頼むことになります。

また塗装業者の使う塗料とDIY用に販売されている塗料は別物で、DIY用の塗料が塗ってあると、

業者に塗装を依頼すると剥がすための料金が高くなる可能性も高いです。

塗料自体の質も市販の塗料よりは専門の会社が取り扱っている塗料のほうが高いので、家を守る力も変わってきます。

なので外壁塗装が高いと思ってもDIYでするよりは、

最初から専門の塗装会社に依頼して外壁塗装をしたほうが安全でしょう。

 

○まとめ

外壁塗装は10年に一度が頻度の目安になるので、その間に60万程度から100万円程度の塗装費用を用意できるよう、

毎月毎年一定額を積み立てて用意しておくことをオススメします。

見た目の問題だけだろうと高をくくっていると壁が崩れ、多額のリフォーム費用がかかってしまう恐れもあるので、

たかが塗装と甘く見ずに、耐用年数が近付いてきたらしっかりと塗り替えを行いましょう。